改装された「えのすい」の目玉は、水族館の目の前に広がる相模湾の様子を切り取った「相模湾大水槽」です。
波打ち際の磯の様子から、海底までを再現しており、水槽の回りをらせん状に降りていきながら観察することができます。中で泳いでいる魚は、思わず「おいしそう。」と言ってしまうくらい普段からなじみのある魚ですが、その生態を見られるのは貴重なことです。
特に鰯(いわし)の群れは、大きな魚に脅かされるたびにきらきらとして形を変えて逃げ惑います。ずっと見ていても見飽きませんが、鰯は一日中追い回されて、きっと不眠症に違いありません。
海獣のショーはやっぱりみものです。
一昨年に亡くなってしまいました、ミナミゾウアザラシのみなぞうはその大きな目で"あっかんべー"をすることで有名でしたが、イルカのショーもみもののひとつです。トレーナーと一体になって泳ぐイルカのスピードと躍動感は何度も見たくなるすばらしいショーです。