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東京・墨田区錦糸町のシュリンプ専門店！レッドビーシュリンプ、シャドーシュリンプを中心に多数在庫！用品も、シュリンプに特化した品揃え!!
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第2回 飼育設備について＜その1＞
楽しくなる！シュリンプ飼育の基礎知識
第2回は飼育設備についてお話ししたいと思います。シュリンプは比較的簡単な設備で飼育を始めることが可能です。参考にしてみてください。
●水槽
ビー・タイガー系のシュリンプは成長しても3cm程度にしかならないので、小型水槽でも十分飼育が可能です。オススメは幅、奥行き、高さが30cmのキューブ水槽です。ある程度水の量があり、底面の面積が広いためシュリンプ飼育に適しています。なぜ底面の面積が広いほうがいいかというと、シュリンプは人間が与える人工フード以外に水槽内で殖える微小生物も食べています。底面の面積が広いということは、ソイル(土)の面積が広いということで、ソイルの面積が広ければそこで増殖する微小生物も多くなるということがいえます。
●照明
照明は基本的にどんなものでもかまいませんが、水草を調子よく育てるとシュリンプの調子も良いので、オススメは水草育成用の蛍光灯やLEDでしょう。さまざまな種類が販売されていますので水槽に合ったものを選ぶとよいでしょう。
幅30cm、奥行き30cm、高さ30cmのキューブ水槽。
照明は消費電力や球の寿命などからLEDが主流になりつつある。
●フィルター
フィルターもさまざまなタイプが販売されていますが、小型水槽の場合は底面フィルターやスポンジフィルターがお手軽にはじめられてオススメです。60cm以上の水槽になると外部フィルターがろ過能力も高く、オススメです。
底面フィルターは単純な構造だがろ過能力は高い。
水槽の環境が良好で、微生物・微小動物が十分繁殖している水槽にはこのようなカイミジンコが発生する。カイミジンコは稚エビと同じエサ（微小動物）を食べるので、カイミジンコの発生は稚エビのエサが十分あるかどうかの目安にもなる。●ヒーター・ファン・クーラー
これらは水温調節に用います。ヒーターは下がった水温を上昇させます。ファン・クーラーは上がった水温を下降させます。小型水槽であればファンでもある程度の水温を下げる効果があります。60cm以上の水槽になると水の量も多くなるため、クーラーを用いて水温を管理するとよいでしょう。通常、クーラーは水を循環させる機能は付いていないものが多いので、外部フィルターの途中に接続して使用することが多いです。クーラーにはヒーター用のコンセントがあるものが多いので、そこにヒーターを接続すればクーラーが冷却・加温の管理を同時に行ってくれます。
（左）小型水槽の冷却に効果的なファン。
（中）クーラーは通常このように外部フィルターと接続して使用する。
（右）水温を上昇させるヒーター。オート(26℃設定）タイプ、ダイヤルで温度を設定するタイプなどがある。
設備として必要なものはこのくらいでしょうか。
設備選びのポイントは、“自分の目的に合った設備を選ぶ”ということです。
当たり前といえば当たり前ですが、観賞が目的なのか、繁殖が目的なのかによっても違ってきます。ただ繁殖したいだけなのか、選別・交配をして良い個体づくりをしたいのか。前者であれば水槽は最低１本あれば可能ですが、後者の場合は本命・キープ・選別漏れをそれぞれ収容する水槽が必要になりますので、最低でも１系統に対して３本の水槽が必要になります。こだわればそれだけ必要なものが増えていきますので自分の飼育スタイルを考え、それに合った設備を選んでいくと、より一層楽しくシュリンプと付き合っていけるでしょう。
次回はソイルなど水槽の中身についての予定です。
文・写真／野口聖二（あくありうむ えび城）
2013年10月25日更新
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