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「神の使い」と呼ばれるなまずをご存知ですか?
そのなまずの生息地はタイのメコン川のみで、絶滅危惧種として保護されています。
東南アジア最長のメコン川。
4,000km以上もあるメコン川には、数多くの生き物が生息しています。
この20年ほどで発見された新種はなんと2,500種近くと言われています!
それだけの命がある川、メコン川に生息する「神の使い」とはどのようななまずなのでしょう。
その名は、「メコンオオナマズ」。
別名「プラー・ブック」と呼ばれ、意味は「巨大な魚」。
名前の通り、メコンオオナマズはとてもビッグ。
通常でも2m以上の体長で、3m以上、体重300kgと巨大化することもあり、世界最大の淡水魚のひとつとされています。
黒く重量感のある姿は迫力があり、確かに「神の使い」と言うにふさわしい謙虚さと落ち着きがあるようにも見えます。
日本でも、海神のお使いであるとか、「鯰神(なまずがみ)」という言葉があるなど、何かと神秘的な生き物として登場することが多いなまず。
国境を越えても、人々は同じ想いをなまずに抱くのですね。
なんだかうれしい共通点です。
タイから、日本に目を向けてみましょう。
日本国内でも、なまずはの使いとされています。
こちらの画像は、通称「なまず神社」と呼ばれる、福津市の大森宮。
なまずの石像が祀られていますね。
他に、糸島の桜井神社には、神功皇后の首になまずが巻き付く絵馬があるなど、知れば知るほどなまずと神の距離はとても近いように思えます。
なまずが「神の使い」とされる理由のひとつに、普段は目にすることがないのに、地震や戦争など天下に異変が起きるときに姿を現すから、という説がありますが、なるほど、それなら納得です。
「神の使い」に会いたくなったあなたへ。
タイへ行かなくても、日本でもお目にかかることができます!
日本では「長崎ペンギン水族館」と「アクア・トトぎふ」の2館でだけになりますが、こちらへ伺えば、メコンオオナマズ(プラー・ブック)に会えますよ。
会いに行ったら・・・、神様のお使いですもの、何かイイことがあるかもしれません!
text/natsumi
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東南アジアを中心に生息する海水魚です。幼魚期は黄色と青の鮮やかな色をしていますが、成長と共に黒っぽい色に変化していきます。
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