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なまずの体の表面は、ヌルヌルしています。
なまずに限らず、魚の体表はヌルヌルしている場合が多いですが、それがなぜだかご存知でしょうか?
今回は、なまずをはじめとした水中に住む生き物たちの、ヌルヌルの正体に迫っていきましょう!
わたし達人間が口にする食べ物にも、もずく、めかぶ、オクラなどなど、ヌルヌルする物はけっこう身近にありますよね。
今回の話は、意外にも、これらヌルヌル食材の話に通ずるところがあるんですよ!
なまずや魚の体の表面を覆うヌルヌルは、粘液です。
正確には「体表粘液」と言って、なまずや魚にとってとても重要な役割を果たします。
体表粘液は、細菌や微生物から身を守ってくれるのです。
人間のからだの粘膜をサポートしてくれるヌルヌル成分があって、なまず達のからだを守ってくれるのがヌルヌルの体表粘液。
ね?相通ずるものを感じませんか?
なまずは、体の表面に傷ができてしまうと、感染症になりやすく、それによって死に至ることもある非常にデリケートな一面を持っています。
そんな弱点を補うためにも、ヌルヌルの体表粘膜はなくてはならないものだと考えられますね。
体表粘液を身にまとうことで防御策はグンッと高まりますが、さらに用心深いからだの作りを持ったナマズの仲間もいるんですよ。
それは、ゴンズイです。
ゴンズイは水族館で見ることもできるため、数多いなまずの中でも人気者です。
そんなゴンズイですが、なんと体表粘液に毒を持っています!
大きくても体長20cmというミニサイズのゴンズイにとって、身を守るために体表粘液でしっかり自らをガードしているということですね。
ちなみに、ゴンズイはヒレに毒針も持っていて、それは、たとえゴンズイが死んだとしても効力を発揮しますので、素手では触らないよう気をつけてくださいね!
少し専門的な話をしますと、体表粘膜にある「体表粘液」は「レクチン」と呼ばれる防御因子です。
主に血中に存在するのがレクチンですが、なまずや魚類などの体表粘液の中にも含まれていることは、以前から知られています。
レクチンが含まれる体表粘液は、細菌を凝集することで防御機能を発揮します。
ヌルヌルして気持ち悪い、生臭いと眉をひそめる前に、自らの身を守るために、生き抜くために安全ガードを身にまとっているんだなぁ‥‥と思うと、なまず達がちょっぴり頼もしく見えるのはわたしだけでしょうか。
text/natsumi
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スノーフレークとも呼ばれ、模様が美しくウツボならではの表情が可愛らしいクモウツボ。沖縄をはじめ広域で生息しておりウツボ類の他の種類と比べて大きくならないため(小型だと20cm程度)小型水槽でも飼育可能。
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